こんにちは。キャタピーRCコーチの岡崎です。いよいよマラソンシーズンも始まりました。全国各地でマラソン大会が開催され、楽しみと焦りが混ざったような気持ちだと思います。
ラン歴数年のベテランランナーでも、シーズン1発目のレースは「走り込みができていない」、「去年より遅かったらどうしよう」と、不安を抱えてスタートラインに立つことも少なくありません。
今回は出張練習会として「スタジオVibody」にお邪魔してきました。ここでは、深井康代先生はじめ、専門のインストラクターがストレスフリーで芯から引き締まった「健康美body」をテーマに楽しく・気持ち良くピラティス、ヨガのエクササイズを行っています。しかし、ランニングに関しては参加者の半数近くがレース未経験者。もう半数がラン歴1~3年の方でした。最初の質問でランニングの印象を聞いたところ「ランニングは苦しいもの」という印象の方が半数。「ランニングは痛いもの(膝など)」という印象の方が半数でした。
そんな「スタジオVibody」の皆様もベテランランナーの何倍も不安な気持ちで、12月の上旬に10㎞のレースにエントリーしています。
それなら、「痛くなく、苦しくない、楽な方法で尚且つ速く走れるようになれば、きっと楽しい気持ちで0㎞のスタートラインに立てる!」と思った僕はランニングフォームの改善から始めました。

 

②理想のランニングフォームは姿勢から

ランニングフォームを改善する時に気を付けなければならないのは「外見が変わっただけ」にならない事です。腕の振りや足を着く位置など、聞いた話を真に受けて外見だけ綺麗な走り方になったように見えても、かえって余計な所に力が入って走りにくいと感じることが多々あります。だから、自分の個性を残して「使うべき筋肉を正しく使える姿勢を作ること」が大切です。
使うべき筋肉とは、ハムストリングと呼ばれる腿裏、お尻周りの筋群や、腹斜筋などの体幹使って走るための筋肉です。反り腰や、腰が落ちて身体が「くの字」になるランナーは上記の筋肉が使えていない人がほとんどです。「くの字」になると膝に負担がかかり痛みの原因になったり、ふくらはぎなどの小さい筋肉を酷使して、足攣りの原因になったりするので、ランニングフォームを改善する時は細かい部分や見た目を変えるのではなく、まずは使うべき筋肉を正しく使える姿勢を作りましょう。この姿勢をマスターすれば、見た目を変えようと思わなくても、「前傾姿勢や、フォアフット、スムースな重心移動」といった誰もが目指す理想の走りに自然と近づきます。

 

③1分で完成!腰高フォームを作るポージング

いよいよ実践!「60分走りましょう」や「1㎞×5本です」と練習内容を伝える事よりも、フォームの改善がダントツで苦戦します。普段聞いたことのないような筋肉の動きを頭で理解しながら体に落とし込んでいくので、練習時間内で一歩も走らずに姿勢作りで終わることもあります。
しかし、Vibodyの皆様は違いました。日常的にヨガ、ピラティスに取り組んでいるので、「体の細部まで意識を伝える事」がずば抜けて上手でした。本当にランニング未経験者なの?と思うくらい「肩から踵までが一直線の腰高の立ち姿勢」を尺が余ってしまう程すぐにできました。(笑)
動画で紹介している「白樺のポーズ」もすんなりとこなしてしまいました。
ピラティスやヨガで普段から自分の体と対話し、使えるようになることで、ランニングだけでなく全てのスポーツに於いてメリットがあるだけでなく、柔軟な考えや対応力も養われると改めて勉強させられました。

 

④スタート前に必須「腰高フォームの作り方」

思った時間の半分で姿勢作りができたので、実際に走ってきました。
いくら「白樺のポーズ」で正しい立ち姿勢を作っても、ランニングに活かさなければ意味はありません。
はじめに、動画で紹介している「腰高フォームの作り方」を実践してから走りました。
姿勢作りをした時と同様のみこみが早く、体幹を使えるようになり、重心移動もスムースにできていたので効率よく前に進めていました。
しかし、課題も多く見つかりました。ランニング未経験者の方の多くは、日常生活の倍近く跳ね上がる心拍数や、2㎞、3㎞といった寝坊して走る駅までの距離とは比較にならない長さに、心が折れかけてしまいました。
経験者の方は、今までの癖が簡単に抜けないので、つま先が「ハの字」になってしまったり、痛めていた脚をかばっていたりしました。

今回の練習で最も伝えたかったことは、楽に長く、速く走るためには、「ランニングフォームを改善することが必要不可欠で、そのために使うべき筋肉を正しく使える姿勢を作る」ということです。
正しい姿勢を作ってさえいれば、練習という意識を持たなくても何気なく歩く駅までの道や通勤時間など、全てがランニングに対して有効に働きます。睡眠時間8時間として、残りの16時間の過ごし方で走れる体に変わっていくのです。
走る目的は人それぞれですが、楽しく、練習しないで目標達成できるに越したことはありません。そう簡単にはいきませんが、姿勢作りが第一歩なので引き続き復習しながらやっていくことをオススメします!
次回は、今回発見した課題である「走り慣れていない」ことを改善させる練習方法についてです。
「スタジオVibody」の皆様に伝えた正しい姿勢を作る方法は、今後キャタピランRCや、こちらのコラムで動画配信予定なので是非チェックしてください。

今回はランニングフォームの重要性について紹介いたしましたが、一朝一夕で理想的な「腰高フォーム」は身につきません。一番怖いのは「正解が分からずに、間違った方向に努力すること」です。どれだけ熱心に試行錯誤しながら練習しても、その努力の向かう先が故障では、走る事そのものを嫌いになりかねません。まずは、何が正解なのかを知る事を目指して日々のトレーニングに励んでください。ランニングフォーム正解を知るための手助けとしてランチップスさんの記事も合わせてご覧ください。

ランニングエコノミー(ランニングフォーム)の重要性と改善のヒント

⑦腰高のランニングフォーム実現をサポートするランニングスタビライザー

腰高フォームをサポートするランニングスタビライザー詳しくは以下の商品ページをご参照ください。

RUNNING STABILIZER(RSベルト) | ランニング専用骨盤サポートベルト

 

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